(2025)大阪万博をやる意味はあるの?無計画と思える事柄4つ!
2017/05/06
大阪万博誘致に向けて大阪府が動き出しています。
その目的は東京オリンピック終了後の景気低迷対策として、万博でテコ入れしようというものです。
もし誘致が成功すれば2回目の万博ということになります。
その成功を願って、お笑いコンビ・ダウンタウンが起用されましたが、本人達も「どうします、この空気?」と半ばどうでもいいような反応。
このように殆どの人が万博をやる意味すら見出だせないのではないでしょうか。
ということで、これから万博をやる意味あるの?と首を傾げたくなる事柄4つを挙げてみました。
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やる意味あるの?・・な事柄4つ
1.コンテンツ
2025年、大阪万博のテーマが「人類の健康・長寿への挑戦」というしっくりこない内容。
この文言だけだと、健康・介護用品の展示、はたまたご長寿の方達が講演会でもするのかな?と思ってしまいます。
1970年の万博では、月の石の様なレアコンテンツがあって万博の意義が大いにありました。
しかし、今回は前回より圧倒的に盛り上がりに欠けるのは一目瞭然でしょう。
それに万博の隣はカジノを含むIRリゾートが建設されるということで、テーマと相反するミスマッチさ。
大阪府が少しでも見直されるなら、日本館にはせめて"カジノ依存症対策"に関するコンテンツを用意したいところです。
2.交通アクセス
万博会場となるのが、大阪湾に浮かぶ人工島・夢洲(ゆめしま)。
ここへのアクセスは橋とトンネルの2経路しかなく、歩いて渡ることが出来ないだけにかなり不便な場所になってます。
出典:http://zyxlife.c.blog.so-net.ne.jp/
そして夢洲の総面積は390haといわれていて、これは何と過去の万博でも一番小さい規模になるそうです。
開催期間は5月1日から10月末までの半年間の予定ですが、7・8月が最もきつい時期なだけに熱中症が心配されます。
大阪府では3000万人の来場者を見込んでいるそうですが、あんな狭い空間で人がひしめき合えば熱中症で倒れる人が続出するかもしれません。
このことを見越して、つまらないテーマにして客足調整したのでしょうか。
それにしても狭すぎる敷地なだけに無謀な会場選定だったと言わざるを得ませんね。
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3.競合地域
大阪万博が実現すると、USJや海遊館といったライバルが近くに存在することになります。
最近では夢洲でラルクのコンサートが行われましたが、特に交通事情に関して不満が多かったようです。
夢洲という場所のメリットが殆ど無いだけに、ラルクに匹敵するような、それこそ20歳若返るような健康コンテンツを用意しない限り、客があっちに流れていくのは明らか。
何故ライバルがひしめき合う、しかも不便な場所に決めたのか、全くもって不可解です。
4.地震
大阪万博が開催されると外側からも危険が押し寄せてきます。
近い将来、高い確率で起こるとされているのが和歌山沖を震源とする南海トラフ巨大地震。
この地震で大阪の中心街に津波が押し寄せてくるシミュレーションもされてますから、その規模は計り知れません。
このことを踏まえ大阪府では「南海トラフ巨大地震災害対策等検討部会」が設置されたようですが、夢洲周辺の災害は何も考えなかったのでしょうか。
防波堤を作る発表も無いようですし、地震が起これば液状化現象で建物が倒壊する可能性も十分あります。
カジノ運営も万博開催もまるでギャンブルのようで、杜撰な計画性が伺えますね。
まとめ
もし大阪万博が正式に決定すれば、またもや負の遺産が出来上がることになるでしょう。
かつて大阪は五輪誘致に失敗したことがあります。
その負の遺産として夢洲に隣接する舞洲では、カラフルなゴミ処理場を拝むことが出来ます。
今回の誘致ではやる気アピール名目に、何らかの建設工事が始まる可能性も十分あります。
歴史は繰り返すというだけに、2つ目の万博会場も派手な建物に変わっている事は、十分ありえそうですね。
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