村上春樹はノーベル賞がなぜとれない?露骨過ぎて痛々しいから?

      2017/01/08

今年もノーベル賞シーズンがやってきました。

この時期になると必ず大きく取り上げられるのが文学賞候補の村上春樹さん。

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出典:http://pcritico.com/

本来科学研究の候補者にもっと目を向けられるべきものが、なぜか春樹さんを猛烈プッシュしてばかりで、その割に毎年受賞を逃しファンをガッカリさせる繰り返しです。

受賞に向けて今年で10回目のチャレンジだということで節目の年になりますが、今年の可能性はどうなのでしょうか。

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選考基準って何よ?

村上さんが毎年候補になるのはいいけど、選ばれる基準がさっぱりわかりません。

ノーベル財団では選考基準を明らかにしていませんが、一般的に次のような基準になるのでは?ということが言われています。

どれも確実なことはいえないですがノーベル賞の本来の意義を考えれば当然の基準になってもおかしくない理由ばかりです。

全ての推測から春樹さんの作品は該当しないと判断しています。

昨年はベラルーシの作家でスベトラーナ・アレクシエービッチ氏が受賞し、選ばれた理由として「我々の時代における苦難と勇気の記念碑と言える多声的な叙述に対して」という難しそうな文言です。

さらに2年前はフランスの作家・パトリック・モディアノ氏が受賞し、「最も捉え難い人々の運命を召喚し、占領下の生活世界を明らかにした記憶の芸術に対して」という受賞理由でした。

傾向から言えそうなのは、”我々の時代”、”記念碑”、”占領下”という何やら重苦しい政治的なキーワードが出てます。

基準として、研ぎ澄まされた文学表現で現代の政治問題と上手く絡め合い、世界が共有する普遍的価値のある作品が求められることなんでしょうか。

自分なりに考えてみましたが、どんなに優れた文学表現・センスがあっても好きなことを書くだけでは駄目ということですね。

受賞出来ないのはなぜ?

一向に選ばれない村上作品ですが、なぜ受賞に至らないのかを3つにまとめてみました。

1.商用主義に走りすぎ?

まるで花粉症の季節到来で対策グッズが大量に並べられるかの如く、ノーベル賞間近になると村上作品が書店の一番目立つ所に山積みされます。

村上春樹、今年こそは受賞?と日本・世界中大騒ぎしてますが、ノーベル財団が欲望に直結した商業臭さに嫌気を差して対象外にしてるのかも。

騒ぎ過ぎないほうが受賞出来るかもしれないので、ある年にはマスコミ含め全国一斉に沈静化してみるのはどうでしょうか。

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2.必死に左翼アピール

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最近の春樹さん、左翼思想を振りかざした発言が話題になってます。

文学賞受賞の大江健三郎さんも左翼主義者だったことから、左翼は受賞しやすい?という謎根拠を愚直に受け止めてこうした発言をするようになったんでしょうか。

まるでノーベル賞を狙ってるかのような演出を見透かされ嫌われてる気がしますね。

 

3.重みがない

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村上作品はハルキストと呼ばれるファンが多くいることは有名です。

作品の特徴として登場人物が「~だぜ」、「やれやれ・・」という軽々しい表現が多く、浅い読み物として受け止められていることが多いようです。

これでは某奇妙な冒険漫画の方がよほど面白いし惹き込まれるというもの。

文学賞と性質が噛み合いそうにないのでこの先もずっと無理かも・・・

 

2016年のブックメーカー予想は早速オッズが発表されていました。

ブックメーカーサイト・ラドブロークスの直近のオッズは以下のようになってました。

Haruki Murakami 5/1

Ngugi Wa Thiong'o 7/1

Philip Roth 8/1

Ismail Kadare 16/1

Joyce Carol Oates 16/1

オッズからしてほぼ毎年一番人気なのにこうも落選するのは、受賞者の引き立て役にされてしまったのかもしれない。

 

実際に候補だったかどうか判明するのは50年経てば発表される決まりです。

2006年からノーベル賞候補に上がり始めましたから、候補だったかどうかは2056年、春樹さんが106歳で初めて知ることが出来ます。

これからは春樹さんの寿命とノーベル賞候補だったかどうかの根比べに闘いが移っていきそうです。

 

作風を変えるか露骨なノーベル賞欲しい!必死アピールを改めない限り受賞は難しそうですね。

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出典:http://img-cdn.jg.jugem.jp/

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