アリゲーターガーの捕食能力が貪欲でヤバイ!人にも噛み付くの?

      2017/05/19

最近になって名前を聞く機会が多くなった「アリゲーターガー」という魚。

世界最大級の淡水魚だそうで、見た目からしてちょっとグロくてイカツイです。

alligator_gar_swim

出典:https://lpt.c.yimg.jp/

ニュースでも度々「アリゲーターガーで生態系に深刻な影響ガー!!・・」と取り上げられる事から、増殖傾向にあります。

近い将来、住まいの近くの川でも、泳いでいる姿が当たり前になるかもしれません。

 

そして大きい形が故に、餌は何を食べてるんだろう?襲ってこないのかな?と、気にもなってしまいます。

そこでアリゲーターガーの捕食能力や、人に及ぼす危害について簡単にまとめてみました。

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日本にいるのは何故?

アリゲーターというストレートな名前の通り外来種に該当します。

日本に生息するきっかけとなったのが、今から約5,6年程前。

アメリカ・テキサス州にあるトリニティ川で、野生のアリゲーターガーが不法に持ち込まれたことが始まりです。

※画像はイメージです

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当時かなり人気があった魚で、闇市場では高値で取引されていたようです。

日本にも愛好家が沢山いるとされ、その内の誰かが飼いきれなくなり放流させ、現在に至っています。

 

近年では東京・荒川、名古屋城外掘、大阪・寝屋川、兵庫・揖保川等々で発見され、地方にも広がってきました。

熱帯魚の観賞用として個体数も多いし、温暖化もあって列島全体アリゲーターガーだらけになってもおかしくないですね。

何を食べるの?

アリゲーターガーの最後にある "ガー(gar)" ですが、槍という意味があります。

そして長い口先にある鋭い歯がワニとそっくりなことから、こう呼ばれるようになったのでしょう。

 

体長も1m以上がザラだし、こんな大きな口に狙われたらと思うとギョッ!としてしまいますよね。

alligator_gar_teeth

出典:http://i0.wp.com/

普段の主食はというと、メダカ・金魚の様な小魚、甲殻類など、種類を選ばずとにかく食欲旺盛。

その獲物を捕まえるスピードといったら電光石火の如く、あっという間なんです。

こちらがその動作。

ご覧頂いた通り、獲物を全て飲み込むまで一分もかかってませんから、かなり獰猛な性格です。

 

この他に鳥やネズミ、ヘビを捕食している姿も目撃されてますから、やはりワニと名前が付くだけのことはあります。

こんなのが川に紛れ込むと在来種が激減するのは当然といえますよね。

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人に対する危害は?

ワニが人を襲うのは聞いたことがあると思いますが、実はアリゲーターガーも同じ。

こちらは海外で撮影された、捕獲時の様子です。

安全手袋をして口先に近づけてますが、もし生身だったらどうなるか想像に難くないですね。

捕獲時は噛み付くだけでなく突進、バタつきによる硬い鱗で怪我する事故も報告されてますから、最後まで油断は禁物。

 

特に夏の季節になると、川辺で遊ぶ機会が増えるだけに、いつアリゲーターガーに遭遇してもおかしくありません。

見かけたらなるべく遠ざかるように心掛けていきましょう。

まとめ

一個人の勝手な都合で日本に出始めたアリゲーターガー。

これを駆除するには相当な時間・根気が必要ですし、下手をすれば手がつけられなくなる事態もあり得ます。

勿論、この対策には税金が使われるので、愛好家のツケを住民で負担することになります。

 

また、生態系が崩れることで天然鮎やウナギ等、食べられなくなる魚が出て来るかもしれません。

反対にアリゲーターガーは臭くて不味いそうなので、失う物の方が圧倒的です。

 

しかし、アリゲーターガーに限らず外来種自体に罪はありません。

人間が一番人間の生活を脅かしているということで、解決には人間が居なくなるのが最適といえますね。

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