ミサイル発射で日本海への影響はある?沈んだ後は回収してるの?
2017/04/20
北朝鮮の挑発が止みそうにありません。
核やミサイルで恫喝を繰り返していて、今も尚不安に晒されています。
中でもミサイルの性能は年々高まっていて、アメリカまで到達するのは時間の問題と言われています。
現段階に至るまで、数々のミサイルを日本海や太平洋側に沈めてきています。
このまま続いていけば、日本列島海域がミサイルの残骸だらけになるのは時間の問題といえます。
この沈んだミサイルについて、何らかの影響があるのでしょうか。
また、回収はしているのでしょうか。
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日本海への影響は?
これまで北朝鮮が日本海へめがけて射った数は何と100発以上。
'93年にノドン1号を発射して以来、僅か20数年で3桁のミサイルが日本海の底に沈んでいるのに驚かされます。
そのミサイルの燃料として、ヒドラジンという猛毒の化学物質が使われています。
水によく溶ける性質を持っていて、着水と同時に海洋汚染が広がることになります。
これまでミサイルが着水した最大距離地点は、秋田県沖の排他的経済水域(EEZ)に落下したこともあります。
この辺りでは漁が盛んだし、魚に何らかの影響があってもおかしくないでしょう。
特に海底に生息しているカニへの汚染の可能性は高いといわれています。
現在、魚の検査が行われているのは福島県産位で、日本海側はそのまま市場に出回っているのが現状。
これまでの所、ミサイル汚染による健康被害は報告されていませんが、定期検査の導入をお願いしたいところですね。
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回収はしているの?
日本海にはこうして沢山のミサイルが沈んでいることになりますが、何と全く回収しないようです。
それには理由があって、引き上るのに1日600~2000万円の費用がかかります。
落下した場所を突き止める手間や、かなりの重量物を引き上げるため採算が取れないということなのでしょう。
その代わりとして、過去に漂流してきたミサイルの欠片なんてものがありました。
これは鳥取県の海岸に流れ着いたそうで、縦1m80cm・横1m20cmもあり弾頭らしき形状。
こちらは内側。
配線が複数あることからもうミサイルといってもいいでしょう。
発射する度に回収出来れば、最新ミサイル情報を得られるだけに、もどかしささえ感じてしまいます。
回収出来ないことを知ってミサイルを立て続けに発射しているなら、北朝鮮というのは中々侮れない国ですね。
まとめ
もはやミサイルの墓場と化してしまった日本海。
この量は今まで北朝鮮への対応を怠ってきた成れの果てともいえます。
近い将来、トランプ政権が北朝鮮を非核化し、まともな国に変わっていくのはそう遠くはない話でしょう。
しかし、日本海に眠るミサイルを完全撤去した時こそ、負の歴史に終止符が打たれるような気がしてならないですね。
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