マレフィセントのツノの作り方は?その方法は意外にもシンプル!

      2018/02/05

映画「マレフィセント」が金曜ロードショーでオンエアされます。

この映画は従来のディズニーの世界観を変えてマレフィセントという悪役キャラが主人公で、演じることになるのが女優のアンジェリーナジョリーさんです。

主人公の見た感じはいかにも悪役という雰囲気が出ていて、その特徴であるツノがダークさを一層引き立てています。

あのツノですが実際の制作現場ではどのような感じで作られたのでしょうか。

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ツノの正体

あのツノについてですが、ジョリーさんの髪を束ねて上から何かの素材で覆い固めたのでは?・・という風に思った人もいるのではないでしょうか。

 

実はあのメイキングについて当時の様子が公開されていて、ツノについても触れられている部分がありました。

この部分がそのツノについて書かれた説明文で、あの被り物はキャップとツノの二つに分かれているそうです。

For comfort, the horns are very lightweight and thin, and made of urethane casting resin. "After much experimentation, we ended up basically with a maxi-form skullcap that had on it the base of the horns and the first inch or so of the horns," explains Baker. 'The rest of the horns stuck on with a magnet. They were very strong magnets that held them in place but we could then pop them off in between shots.

出典:http://www.mouseinfo.com/

 

まず頭に被るキャップはウレタン樹脂というとても薄くて軽い素材で作られていて、ジョリーさんが演技する上で負担を最小限に抑えられるよう工夫がなされているということです。

こんな感じの頭にフィットするものが製作されたのでしょう。

 

そしてツノの部分ですがこれも同じ素材が使われていて付け根部分に磁石を取り付けキャップとくっつくようになっています。

これがその被り物の正体です。

maleficent_horns_magnet

出典:http://www.warpaintmag.com/

#Maleficent horns, which were beautifully sculpted by Steve Koch, were removable and stuck on with magnets.

— Rick Baker (@TheRickBaker) June 3, 2014

 

ツノの部分は確かに脆い部分でもあり、もしやり直しする場合でも交換・修正がしやすいのでよく考えられていると思います。

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そして映画の中ではジョリーさんがアクションシーンもこなすのですが、その対応のために多くのスペア角が作られ、いつトラブルが起きてもいいように万全の体制で撮影に臨んだようです。

スタントアクションで壊れにくいゴム製を多用したりと、かれこれ20種類以上のツノを用意していたようでした。

The magnets also protected Angelina Jolie while engaged in wirework or performing stunts. "If something crossed over or bumped they would disconnect easily," says Baker. "But because of that, we had to make many duplicates because if they fell, they would break. We also had a stunt version of the horns that were more rubbery, so that they would not hurt anybody. It was a lot of experimentation on how to keep them affixed to her head and how to make them seamlessly removable. Fortunately, the horns had a sculpted texture of lines, like a growth line basically, so that made really good connection points. We probably made at least 20 sets of horns of different types and replacements."

出典:http://www.mouseinfo.com/

 

映画ではバットマンのような漆黒の色合いにピカッと光沢のある独特のツノがこの映画のスパイスのような役目を果たしているといえます。

邪悪感たっぷりな妖精として魅力があるのもあのツノの出来栄えがかなり良いからというのは間違いないですね。

 

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