村上春樹はノーベル賞がなぜとれない?露骨過ぎて痛々しいから?
2017/01/08
今年もノーベル賞シーズンがやってきました。
この時期になると必ず大きく取り上げられるのが文学賞候補の村上春樹さん。
本来科学研究の候補者にもっと目を向けられるべきものが、なぜか春樹さんを猛烈プッシュしてばかりで、その割に毎年受賞を逃しファンをガッカリさせる繰り返しです。
受賞に向けて今年で10回目のチャレンジだということで節目の年になりますが、今年の可能性はどうなのでしょうか。
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選考基準って何よ?
村上さんが毎年候補になるのはいいけど、選ばれる基準がさっぱりわかりません。
ノーベル財団では選考基準を明らかにしていませんが、一般的に次のような基準になるのでは?ということが言われています。
どれも確実なことはいえないですがノーベル賞の本来の意義を考えれば当然の基準になってもおかしくない理由ばかりです。
ノーベル文学賞の選考基準には、単によく売れている文学作品であるとか、文学的によく書かれているとかではなく、人類に希望の光を投げかけ、道しるべとなりうる理想主義的な作品であるかどうかというのが、含まれている気がする。つまり、ある種の傾向性を持った作品でないと駄目なのだ。
— 原田 忠男 (@harapion) October 8, 2015
ノーベル文学賞の選考基準は作品が平和に貢献するものかどうからしい。村上春樹の作品は平和に貢献してるのか…わかんない。毎年ノーベル賞にいちばん近いって言われてるけどほんとは候補に挙がってるかもわかんないんだって(50年後にわかるみたい
— amabile (@amabile27) October 10, 2014
文学系は専門外だからノーベル文学賞の選考基準全くわからないけど、もしかしたら村上春樹さんの作品は一部の人達には中毒性があるけど文学として見た時に中身無ぇなって解釈されてんじゃないかなぁ。
「男はつらいよ」が本場アメリカのアカデミー賞では絶対賞獲れないみたいな。— 岩戸調査員 [ネタHub室] (@i_Kohzen) October 9, 2014
全ての推測から春樹さんの作品は該当しないと判断しています。
昨年はベラルーシの作家でスベトラーナ・アレクシエービッチ氏が受賞し、選ばれた理由として「我々の時代における苦難と勇気の記念碑と言える多声的な叙述に対して」という難しそうな文言です。
さらに2年前はフランスの作家・パトリック・モディアノ氏が受賞し、「最も捉え難い人々の運命を召喚し、占領下の生活世界を明らかにした記憶の芸術に対して」という受賞理由でした。
傾向から言えそうなのは、”我々の時代”、”記念碑”、”占領下”という何やら重苦しい政治的なキーワードが出てます。
基準として、研ぎ澄まされた文学表現で現代の政治問題と上手く絡め合い、世界が共有する普遍的価値のある作品が求められることなんでしょうか。
自分なりに考えてみましたが、どんなに優れた文学表現・センスがあっても好きなことを書くだけでは駄目ということですね。
受賞出来ないのはなぜ?
一向に選ばれない村上作品ですが、なぜ受賞に至らないのかを3つにまとめてみました。
1.商用主義に走りすぎ?
まるで花粉症の季節到来で対策グッズが大量に並べられるかの如く、ノーベル賞間近になると村上作品が書店の一番目立つ所に山積みされます。
村上春樹、今年こそは受賞?と日本・世界中大騒ぎしてますが、ノーベル財団が欲望に直結した商業臭さに嫌気を差して対象外にしてるのかも。
騒ぎ過ぎないほうが受賞出来るかもしれないので、ある年にはマスコミ含め全国一斉に沈静化してみるのはどうでしょうか。
本屋はいいなー。ユニオンスクエア近くの有名な書店、STRAND。村上春樹も2作品、ベストオブベストに入ってた。 pic.twitter.com/dRTgS7LBF1
— セレン@英語キュレーター (@cellen0) November 1, 2015
村上春樹、今年も受賞ならず。でも、ノーベル文学賞って、ベストセラーになったから取れるってものではないように思う。落選を「残念」と言っているのは、いかにも出版社の商業主義的見地からの物言いだ。彼の作品に見られる通俗性が、受賞を遠ざけているようだが、それはそれでいいんじゃないの。
— Makoto Nakahira (@Mac_Nakahira) October 10, 2014
ほんと不思議ですね RT @yasusis2000: 村上春樹が、毎年、ノーベル賞候補と言われる不思議。
…彼の小説はノーベル賞とは遠いところにあると思う。
商業主義にかなった作品であり、世界、人類の真髄に迫ったものではない。 https://t.co/Kxvt8r2uLo— (バ°△°ロ)--花押 (@abribarreau) August 22, 2015
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2.必死に左翼アピール
最近の春樹さん、左翼思想を振りかざした発言が話題になってます。
文学賞受賞の大江健三郎さんも左翼主義者だったことから、左翼は受賞しやすい?という謎根拠を愚直に受け止めてこうした発言をするようになったんでしょうか。
まるでノーベル賞を狙ってるかのような演出を見透かされ嫌われてる気がしますね。
村上春樹はやたらと賞を欲しがって政治にからむ人です
(昔人気ないころの彼はフジテレビと堤氏に媚びようと千葉県の批判をしまくっていた)
いまは中国と日本の左翼に媚びてノーベル賞の根回しに必死です
オマエごとき個人の根回しで国際レベルのノーベル賞が取れるわけねーんだぞwww— 乃木坂 (@mhX_k) October 8, 2015
村上春樹ってリベラルぶってる左翼だっけ。ああ、やだやだ。マスゴミがたかが一作家の本に騒ぎ立てる訳だ。左翼はマスゴミにとって都合良いからなぁ。村上春樹を読むと、古舘伊知郎みたいになっちまうぜ?
— ビスケー湾の十字架(Grimgerde) (@souta_mpc) September 10, 2015
別に左翼っぽい発言をするからノーベル文学賞が取れるわけじゃなくて、ノーベル賞の重視する側面の一つである、民族的な抵抗や葛藤といったテーマが左翼っぽい思想とマッチするというだけ。村上春樹の作品にそういった側面は少ないことが、本質的な「弱点」だろうに。
— 春山春斗 (@halt_haru) November 4, 2014
3.重みがない
村上作品はハルキストと呼ばれるファンが多くいることは有名です。
作品の特徴として登場人物が「~だぜ」、「やれやれ・・」という軽々しい表現が多く、浅い読み物として受け止められていることが多いようです。
これでは某奇妙な冒険漫画の方がよほど面白いし惹き込まれるというもの。
文学賞と性質が噛み合いそうにないのでこの先もずっと無理かも・・・
ノーベル賞で思い出した。
今回もノーベル文学賞で村上春樹氏が予想されてるとのことだが、選考から漏れるまでが1セット。
個人的には村上春樹氏の著書は文学と言うより、ライトノベル的なモノを感じるのだが?
こんなこと言うとハルキニストに刺されそうであるw— ORCA (@ORCAsongs) October 7, 2015
村上春樹の小説なんて、セックスシーンとタバコを吸うシーン、そして無意味にぐだぐだと続く情景描写を剥ぎ取ったら、薄いパンフレット位にしかならないのでは無いだろうか、とすら思う
— まっつん⊿低浮上 (@Oh_prfmfan) February 28, 2016
村上春樹さんがノーベル賞受賞できないのは、優劣という問題でなく、方向性の違いからだと思うが。大衆受けする、良い意味で底が浅い作品が悪いとは思わないが、ノーベル賞となるとまた違うだろう。
— Aki_too (@happysong1360) October 8, 2015
2016年のブックメーカー予想は早速オッズが発表されていました。
ブックメーカーサイト・ラドブロークスの直近のオッズは以下のようになってました。
Haruki Murakami 5/1
Ngugi Wa Thiong'o 7/1
Philip Roth 8/1
Ismail Kadare 16/1
Joyce Carol Oates 16/1
オッズからしてほぼ毎年一番人気なのにこうも落選するのは、受賞者の引き立て役にされてしまったのかもしれない。
実際に候補だったかどうか判明するのは50年経てば発表される決まりです。
2006年からノーベル賞候補に上がり始めましたから、候補だったかどうかは2056年、春樹さんが106歳で初めて知ることが出来ます。
これからは春樹さんの寿命とノーベル賞候補だったかどうかの根比べに闘いが移っていきそうです。
作風を変えるか露骨なノーベル賞欲しい!必死アピールを改めない限り受賞は難しそうですね。
出典:http://img-cdn.jg.jugem.jp/
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