PM2.5の数値-気をつけたい目安は?個人でも備える方法はある?
2018/01/04
毎年ある一定の時期になるとPM2.5が日本に飛来してきます。
この厄介な汚染物質は目に見えないだけに、どのくらい害を及ぼすのか気になるのではないでしょうか。
そこでPM2.5の汚染度が数値化されるようになりました。
その数値による安全に過ごせる目安はいくらなか?
そして注意勧告が出始める目安はいくらなのか?
また個人でも知る方法はあるのか調べてみました。
スポンサードリンク
PM2.5の目安は?
慢性的に吸い続けると致命的な呼吸器疾患になるといわれているPM2.5。
環境省では健康の維持に望ましい数値を次の様に定めています。
1年平均値 15μg/m3以下 かつ 1日平均値 35μg/m3以下
そして気をつけるべき目安の数値として80を定めています。
この数値は環境基本法で次のように定義されています。
いずれかの測定局で、午前5時~7時のPM2.5濃度の平均値が85μg/m3を超えた場合、又は、午前5時~12時のPM2.5濃度の平均値が80μg/m3を超えた場合に、同日の1日平均値が暫定指針値(日平均値70μg/m3)を超過する可能性があると予想し、注意喚起を行います。
それでは80がどんな感じなのか画像から見てみましょう。
これは中国・万里の長城の風景ですが、PM2.5の濃度を測ったところ80.6μgだったようです。
80でもこんなに空が霞んでいるなんて驚きです。
出典:http://img.recordchina.co.jp/
一方こちらはPM2.5の本場となっている北京の風景。
なんと数値は500ということで、まるで荒廃した都市のようです。
市街だとこんな感じ。昨年末撮影されたみたいですが、ほんと汚い!
お母さんから送られてきた北京の写真。
今日はpm2.5が500を超えたらしい。
三枚目の光は照明でなく、太陽です。 pic.twitter.com/iZMvETTh69— つばき (@sijimiga) December 20, 2016
さらに2倍の1000。
出典:https://s-media-cache-ak0.pinimg.com/
ここまで酷いと外出禁止令が出されてもおかしくありません。ヒエェ~(;゚∀゚)
先程の万里の長城の風景、80でも遠くの山が濁るくらい霞んでました。
遠くの景色を見て画像と近ければそろそろヤバイと思った方がいいですね。
スポンサードリンク
個人で備えるには?
よくPM2.5警報が発令されると観測所の特殊な測定器でサンプル収集してるのを見たことがあると思います。
さすがに個人レベルで設置する人はそうそういないですが、今は情報化社会です。
そこでいつでも持ち運べてスマホ連動に対応したグッズが登場しています。
それがAIRMON(エアモン)という某ゆるキャラのような測定器。
有害な粒子を見つけちゃうモン!と、貴方の頼もしいパートナーになってくれます。
この測定器から無料専用アプリへデータが送られ、現在の濃度を知らせてくれます。
これがそのアプリ画面。
なんとエアモンは花粉量までも測定可能でかなりのスグレモノ。
測定範囲は約0~1000μg/m3なので、中国にお出かけする際も役立つことになりそうですね。
PM2.5は冬から春にかけて飛来し、ピークとなるのが春頃です。
自分の環境が基準に適しているかどうか常にチェックしながらPM2.5に備えていきましょう!
スポンサードリンク