豊洲市場の風評被害は消えない?廃棄物施設の方がもっとヤバイ?
2016/11/01
今疑惑の総合市場となってしまった豊洲市場。
あるべきはずの盛り土が無いこと、地下からヒ素・ベンゼンが検出、とこれまでの無責任体質の成れの果てが一気に地下空間から噴出し都政は大混乱です。
出典:http://image.news.livedoor.com/
テレビでは豊洲市場の上空映像が度々映し出され杜撰な計画、危険な化学物質がクローズアップされることが多いですが、実は近くの廃棄物施設の方がヤバイことが見過ごされている気がしてなりません。
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風評被害は消えない!
豊洲市場は来年の2月に江東区の豊洲六丁目という東京ガスのタンクがあった埋立地に移転予定です。
その場所というのがこちらのピンが刺さっている所。
この豊洲市場よりもっとヤバイものがあるのが、地図上のマークから南南東に約6キロ離れた埋立処分場中央防波堤(中防)と呼ばれる場所です。
ここには今も以下のような物が処理されています。
- 家庭/事業廃棄物
- PCB
- 放射性廃棄物
1~3はどれも処分に困るものばかりですが、都心部の密集地近くにこんな埋立地があるなんて中々意識しない場所だったりします。
何がヤバイのかというと、1は各家庭や企業から出るゴミを焼却していて、大気中でダイオキシン類が検出されてます。
猛毒と言われるダイオキシンですが、直ちに影響は無くとも都内に海風が吹いてるのかと思うとあまりいい気分はしないですよね。
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2は昔の蛍光灯の安定器等に使われていたPCB(ポリ塩化ビフェニル)というあまり聞き慣れない廃棄物が平成17年から保管されています。
このPCBという物質からもベンゼンが生成されるようですが、最近の豊洲騒動や都庁体質の杜撰さと相まって正しく処理されているのか大いに疑問ですね。
3は都心の真ん中に放射性廃棄物という一番厄介なゴミが持ち込まれています。
あの福一原発事故の廃棄物や震災がれきがここに持ち込まれ、セシウムが放出されていたことはニュースにもなりました。
今年になっても江東区が学校給食の食材使用を中止してますから、相変わらず出続けているようです。
今起きてる問題を闇の圧力で無理矢理収束させたとしても、こうした埋立地汚染による第二次風評被害が心配されます。
特に放射性廃棄物はこの先10万年は消えないそうなので、豊洲に移ってもセシウムによる風評被害がほぼ永久につきまとう可能性があります。
かつてテレビの放送事故で「怪しいお米セシウムさん」という米騒動がありましたが、豊洲市場の魚も同じ轍を踏むんじゃないかと思います。
小池都知事は移転白紙撤回に向けて頑張ってるみたいですが、この現実を直視すれば当然の事といえますよね。
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