鳥人間コンテストの事故に備え保険は必要!実はかなり危険な大会だった
もうかれこれ気がつけば40年近く続いている鳥人間コンテスト。
バラエティにおいて長寿番組の部類に入り歴史あるシリーズになろうとしているわけですがこれだけ長く続けばアクシデントはつきものです。
出典:http://s1.reutersmedia.net/
そう数年前に放送された鳥人間コンテストでは身体の機能が麻痺してしまうという重大事件があったばかりです。
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事件が起きたのは今から約10年前に行われた鳥人間コンテストでしたが、女性パイロットがスタート台から直滑降に落ちた衝撃により「脳脊髄液減少症」という脊髄から髄液が漏れてしまうという後遺症を患ってしまいました。
救助隊に助けられた川畑さんはメディカルチェックを受けたが、外傷もなかったため福岡県へ帰された。だが翌日から急激なめまいに襲われ、歩くこともままならない。症状は次第に悪化し、ついには寝たきりのような状態に。同年10月、脳脊髄液減少症の診断を受け入院。だがこの疾患はまだ解明されていないことも多く、治療は困難を極めたという。
脊髄といえば脳から各身体の部所へ命令を送る大変重要な期間でありここが損傷となると致命的だとも言われています。
この惨事が伝えるように鳥人間コンテストというのは視聴する分には楽しそうに飛行しているように見えますが、じつは事故というのは結構起きています。
これまで鳥人間コンテストで起きた事故例が多く報告されています。
※事故例1
出典:http://articleimage.nicoblomaga.jp/
※事故例2
出典:http://articleimage.nicoblomaga.jp/
鳥人間コンテストが行われる場所というのは御存知の通り琵琶湖ですが、時間によっては風が強く吹き荒れ風向きが突然変わることのある湖だといいます。
参加者にとっては鳥になって真っ直ぐ羽ばたくことが憧れなわけですが、天候の変化はなかなか読むことは容易ではありません。
また人間に完璧は無いので設計時のヒューマンエラーはゼロにすることも難しい。
こうしたことから危険地帯に出向く並に命懸けで挑戦しているということを忘ずに見ないといけないですね。
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保険は用意されているの?
いくらバラエティとはいえ飛ぶ人にとっても命は1つしか無く事故が起きた後では金銭的解決しか方法がありません。
鳥人間コンテストに参加するには保険の加入が義務付けられているわけですが、脊髄損傷した女性の場合関係者が揉み消したために裁判という形になってしまいました。
こういう後々のトラブルにならないためにもレクリエーション保険というものが用意されているようです。
レクリエーション保険は大抵の保険会社では団体割引き適用で一日辺り1人数百円の保険料を提供している所が多い。
鳥人間コンテストは2日間かけて収録が行われるようですが、数百円の保険料をケチった代償はあまりにも大きんじゃないでしょうか。
視聴率至上主義という命題の元、制作費削減のしわ寄せで参加者への配慮が行き届かなかったのか鳥人間コンテストもまた一種のブラックバラエティ番組なのかもしれません。
飛び立つ前は保険を忘れずに!!
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