サマータイムは日本でいつから?導入でメリットやデメリットは?
冬の寒さがすっかり和らぎこれから暖かくなる季節。
それに伴って太陽の日の出・日の入り時刻も変化し、明るい時間が長くなります。
ここでよく耳にするのが"サマータイム"という言葉ではないでしょうか。
これを聞けば欧米だけのものと思いきや、日本でも導入されるとかされないとか話題になることが多いですよね。
本格的に導入されるかは未だ不明ですが、もしそうならいつからになりそうなのでしょうか。
また、導入されたとしてメリット・デメリットについても考えてみました。
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サマータイムとは?
サマータイムときて日本では習慣化されてないので、どういった内容か分かりにくいです。
その意味としてはこのように定義されています。
夏の一定期間に日照時間を有効に使うため、時計を標準時刻より1時間進める制度。
時間を進めるというのが、海外旅行したときに時計の変更をするみたいですよね。
普段、時計の電池が切れた時ぐらいしか変更することがないだけに馴染みにくい概念でしょう。
例えば企業では12:00になると昼食を取ることが多いですが、サマータイム制度では11:00になるわけです。
朝早くご飯を食べていれば、大体10時頃にお腹が鳴ることが多いと思います。
サマータイムは空腹に飢える人にとって有り難い制度なのかもしれないですね。
日本ではいつから?
アメリカやヨーロッパでは当たり前になっていて、適用期間は大体4月始めの日曜日から10月最終日曜日。
実は日本でも戦後、1948年から51年の3年間、GHQ指導下で実施されていたことがあります。
今、サマータイムが議論されているのは何も建国以来初めてでは無かったことになります。
それに約10年から北海道や滋賀の自治体で試験的に導入されていました。
最近ではめっきり聞かなくなったし、自然消滅してしまった感がありますね。
欧米だと出勤時間はそのままで、1時間早く退社するのが一般的。
日本の場合、1時間進める代わりに出勤時間も同じ分早めたことで違ったものになってしまったよう。
最近では長時間残業が慢性化しているので、これを解消しない限り本当のサマータイムを取り入れるのは困難です。
それに年に2回、時刻変更する必要性があり各システム更新で社会はきっと混乱してしまいます。
このことを考えれば、実現する時期は遠くが霞んで見えるくらい先になるのは間違いないです。
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メリットやデメリットは?
半実現不可がわかっていながらも、もし導入されたならどんなメリット・デメリットが生まれそうでしょうか。
これについて考えられそうな事柄を簡易的に並べてみました。
メリット
- 心の充実感
- 健康力向上
- 経済の活発化
- 仕事の意識変化
- 省エネ
サマータイムというのは実はメリットが多いことで知られています。
夏場は特にイライラしがちになり仕事効率は落ちやすいので、心身を考慮すれば取り入れたほうがいいに決まってます。
また、時間短縮で仕事を早く終わらせる意識が芽生えたり、クーラー等の高騰しがちな電気代も節約でいいことづくめ。
デメリット
- 生活リズムの変調
- バテやすくなる
- 所得の減少
- 生産性低下
- 早く帰る事の罪悪感
以前からずっとやっていたなら問題ないですが、初めてだと慣れない毎日で生活リズムがおかしくなる可能性があります。
4時退社ならまだ太陽の熱気がムンムンしていて、翌日の仕事に影響してくるかもしれません。
また、時給制のアルバイトで働いている人は所得が減ってしまう恐れがあります。
どちらも一長一短がありますが、国の文化・風土・気候からして欧米の制度をそのまま取り入れるのは難しそうです。
まとめ
もはや幻のように感じてしまうサマータイム制度。
2月にプレミアムフライデーが実施されましたが同じようなものでしょう。
実際には全体の3.7%しか早帰りしてないという乏しい結果に終わってしまいました。
サマータイムは毎日をプレミアムフライデーにするようなもの。
導入に成功したなら明治維新と同等の出来事といっていいかもです。
実現するためにはこれまでの価値観を破壊するような人物の登場を待つしかないですね。
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