カジノ法案成立で場所は横浜か大阪?経済効果は本当にあるのか?
カジノ法案が成立に向かって動き出そうとしています。
一兆円市場になると試算し2020年までに開業させるべく、14日にもスピード採決となる見通しです。
そのカジノですが、横浜と大阪が有力候補地として挙がっています。
両都市共人口も多く利用客が見込めそうですが、思ったような経済効果は得られるのでしょうか?
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場所は何処になるの?
カジノ候補地として挙がっている横浜と大阪ですが、どちらの都市も誘致に躍起になってます。
そして決定した場合に備え、横浜は「みなとみらい」か「山下ふ頭」、大阪は「夢州」に絞り込まれているようです。
先ずはそれぞれの場所がどのあたりにあるのかを確認してみましょう。
横浜(左がみなとみらい、右が山下ふ頭)
出典:https://vortex2wyvern.files.wordpress.com/
大阪
横浜は最寄り駅にも近く、おしゃれな街なのでカジノが来ても溶け込めそうです。
港町のカジノはリゾートのイメージもぴったりで候補としても申し分はないですね。
大阪の夢州は電車でJR桜島駅とコスモスクエア駅が最寄り駅になります。
桜島駅からは徒歩で一時間半、コスモスクエア駅は徒歩不可なのでかなり交通の便が悪い。
立地条件だけみても横浜が選ばれるのは確実になってきます。
カジノの経済効果は? in 横浜
カジノ誘致に乗り出している横浜市。
横浜市の試算によるとカジノによる経済効果を4100億円と見込み、土地が余っている山下ふ頭が有力地となっています。
このカジノ構想の目的ですが、東京オリンピックに向けて観光客誘致の起爆剤としたものです。
横浜にカジノが出来ることで、オリンピック会場となる東京や愛知から多くの人が訪れることになるので、経済効果はそれなりに表れるでしょう。
しかし一時的なものに留まるかもしれません。
オリンピック過ぎれば経済が悪化するジンクスがあるように、2020年以降はすっかり客も遠のき効果は無くなっていくのが目に見えます。
長い目で見ればいつものように建設業だけ潤い、設備維持・治安悪化対策の費用がかさみ、横浜市は赤字続きに見舞われることになるでしょう。
10年後、廃墟と化した山下ふ頭!なんてワイドショーに取り上げられないよう、長期計画をしっかり立てていく必要があります。
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カジノの経済効果は? in 大阪
大阪は経済効果を7000億円と見込んでいるようです。
商人の町として賑やかだし近くに空港もあるのでカジノが来てもそれはそれで違和感が無いです。
しかし大阪はパチンコの遊技機が全国一多いことで有名で、約24万台もあることがわかっています。
先程の場所があまりにも不便なことや近場に沢山パチンコ店があるせいで経済効果という程には至らないでしょう。
近くにはUSJもあってか複雑な街並みが出来ることになりそうです。
東京オリンピック同様、大阪万博のレガシーとして誘致するようですが、舞洲のゴミ処理場の二の舞いにならないか心配です。
出典:https://contents.gunosy.com/
まとめ
日本は世界一のギャンブル大国ともいわれていて、これ以上要らないという反対の声が半数以上占めている現状。
もし経済効果が出るならそれだけギャンブル廃人が多く生み出され、医療費が増大し最終的にマイナスの経済効果という結果になります。
それに海外のカジノは僻地にあり、産業の発展が何もない場合に作られることが多い。
既に大都市の横浜、大阪では他の娯楽産業と競うことになり、どちらに決まっても皮算用に終わりそうです。
現在失敗続きのアベノミクス。
せめてカジノミクス成功と呼ばれたいなら北方領土、尖閣、竹島いづれかに作るしかないように思えてきます。
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