豊洲市場の利権問題は内部まで侵食か?膨大な費用がそこまで必要?

      2016/11/01

何かと日々不都合が明るみになっている豊洲市場。

東京オリンピックに負けじとお金をじゃぶじゃぶつぎ込み、もはや利権市場?と呼ぶに相応しいのではないでしょうか。

実はその内訳に無線LANの費用が計上されていて、明らかにおかしい点があります。

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無線LAN構築費高すぎ!

豊洲市場の維持費はニュースの通り冷蔵庫等の電気代、警備費、水道代含め休場でもざっと1日700万円かかるとされています。

魚を扱う上でこの3つの費用は大目に見たとしても、問題は無線LANにかかる費用。

 

なんと環境構築だけで30億円かけているそうでとんでもない額です。

移転推進派によって決められ、他に冷凍設備の費用が23億円と、何故か無線機器設置よりも低額なのが驚きですね。

 

これに関して疑問のツイートもされていて無駄遣いが指摘されています。

一体30億もかけて設置する無線環境ってどんなのだろう?と気になったので、豊洲市場の導入について調べてみた所、見合った投資効果に疑問が出てきます。

豊洲市場で導入されるネットワーク環境について説明文があったので一部を抜粋。

① 固定電話サービス
固定電話機を安くレンタル

② スマートフォン内線化サービス
各事業者のスマートフォンに専用アプリを入れて無料内線通話

③ レンタルパソコンサービス
高セキュリティ機能付きレンタルパソコンを安く提供

出典:http://www.touoroshi.or.jp/

内容から「レンタル、セキュリティ、専用アプリ」の3つ、あまり費用がかからない気もしますが、利権の匂いがぷんぷんしてきます。

通信会社も1社のみでゼネコンのようにはじめから決まっていたことなのでしょうか。

 

この無線LANは豊洲市場の関係者しか使えないようです。

最近では外国人観光客も増え市場巡りが人気スポットになっているのに、無料Wi-Fiサービスが無いのは商機を逃してます。

せりの様子や魚を捌く姿がSNSに投稿されれば観光客がもっと増え、収益が潤いそうなのに実に勿体無いことですね。

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30億もまた闇か!?

豊洲の限られた敷地に30億という無線費、果たしてそんなにかかるものなのでしょうか?

 

例えば身近な例を挙げると、この費用なんと近年開催されたオリンピックの開会式と近いんです!

これは12年間の各大会の開会式だけの総額です。

  • 北京オリンピック(100億)
  • ロンドンオリンピック(33億)
  • リオオリンピック(3億)

北京オリンピックは中国初ということもありこの額は仕方ないにせよ、ロンドン大会に迫る費用はあまりにもおかしすぎます。

そして今年のリオオリンピック開会式は中々のものでしたけど、豊洲の無線費用でリオ開会式が10回行えることになり、金銭感覚がマヒしていると言わざるをえないですね。

 

次におかしいのが値段に見合った相場ではないという点。

ビジネス向け無線LANの整備費用というのが実は100万円以下で出来てしまうことが明らかになってます。

NECがこのサービスを提供していてこれがその概要です。

NECネッツエスアイは2013年8月8日、無線LAN環境の提供サービス「クラウド型ビジネスWiFiサービス」を開始した。ホテルや商業施設、公共施設にインターネット接続できる無線LANインフラを整備するサービスで、初期費用が84万円(税別、以下同)、月額料金が9万円(アクセスポイント30台の場合の参考価格)。初期費用に340万円がかかるオンプレミス導入に比べ、およそ4分の1の初期費用で済む。

出典:http://itpro.nikkeibp.co.jp/

豊洲で計上された30億から1/1000以下になりかなり安上がりで済みそうなのですが、どこに費用をかけているのか全く謎ですね。

 

最後にに豊洲市場の全体図を見てみます。

toyosu_market_map

出典:https://pbs.twimg.com/

図から5~7街区は約10~15ヘクタールと東京ドーム換算で2,3個分に相当し、商業施設に近い広さです。

先程の導入事例を当てはめてみると、初期費用が500万円以下で済みそうなものですが、無線利権もあると考えていいかもしれませんね。

 

現在豊洲市場の総事業費が推定6000億円近くにまでなっているそうです。

普段建設系の闇ばかりが照らされてますが、建物内の利権もまた枝分かれしていて根深いものがあります。

腐った市場に張った根を全部引っこ抜くにはこれからも相当時間がかかりそうですね。

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